大分県 佐伯市にて書道具一式を整理されたいという事で伺いました
長年お住まいになった自宅を引っ越しすることになったので、部屋にある書道具を片付けたいとのご相談でトラックでお伺いしました
ちなみに朱承錫の掛軸もありました。大変素晴らしいお品でした。
以前、文化大革命の時代に日本に来たお品が大変いいお値段になりました。素敵なお品を拝見させて頂きありがとうございます。
【墨の関連用具】
墨の関連用具は、筆、硯などのように多くはないが、墨床、墨匣、墨池などがある。
墨床:墨をのせる台のことであり、「墨台」とも呼ばれている。現在では、墨床を用いている人は稀であるが、以前は多く使用されていた。その材質は、玉、木、竹、金属、陶器などがあり、精巧な彫刻のあるものが好まれた。
墨匣:これも、今では実用には用いず、専ら名墨珍蔵用として使用されている。材質は、彩色、加工を加えた紫檀、黒檀、などから布を覆って作ったものなどがある。
墨池:墨池とは、墨汁を入れる壺のことである。材質は、陶器、石、金物などを用いており、円形や方形の壺がついている。これには賛沢な装飾を凝らされているものが多い。磨いた墨などを入れておくには便利な器であるが、最近はあまり使用されていない。