兵庫県 加東市にて使用しなくなった筆があるという事で伺いました
何度も当社で買取されてた方なのですが、今回はお亡くなりになったとの事で、ご遺族の方からご連絡を頂きました。生前にもお値段をかなり付けてたお品でしたので、ご遺族にもそのお話があったらしく、手放す際にも正当な評価をしてもらえる当社にお声がかかりました。
お持ちしていた掛軸に関してはシミが多いので捨てようとしてましたが、とどまって頂きよかったです。
【筆の作成方法と有名な筆の名称】
筆の製筆方法には、「ネリマゼ法」、「巻仕立法」、「特殊仕立法」などがあり、ネリマゼ法は、明清以後の製筆工程であり、また、巻仕立法は「蝋巻式」と「紙巻式」の二法がある。特殊仕立法は、筆の腰部の崩れを防ぐために考案した腰巻加工筆である。
現在、日本で広く使用されていて「ネリマゼ式」であり、水筆及び物筆などはこの方法によるものである。
唐筆(卲芝巌、李鼎和、曹素功、載月軒、老文元製筆、文革後は上海工芸製)や、日本の広島、京都、奈良、大阪、東京、新潟、東北など全国に筆匠が存在する