東京都 江戸川区にて書道具一式を整理されたいという事で伺いました
両親が亡くなったのですが、書道具が大量にあるので見てもらえないかとの電話がありました。買取できるかわからないお品だと言われましたが、きちんと買取できるお品も多数ございましたのでお客様も大変喜んでおられました。
ちなみに馮士模の掛軸もありました。大変素晴らしいお品でした。
買取できないお品もございましたが、いいお品も含めて全てお運びさせて頂き大変喜ばれておりました。当社としては買取だけの業者ではございませんのでご安心してお声かけて下さい。
【書道具の種類】
【筆架】筆をのせたり、かけたりしておくものであり、筆格、筆床、筆升、筆閣とも呼んでいる。材質には、玉、陶器、金属、石、木など多くが用いられ、広く使用されている。
【筆巻】筆巻は、多く竹材で造られ、筆を携帯する時など、筆の鋒を保護するもので、一般に重宝がられ使用されている。
【筆筒】使用後及び保管に、筆を立てて入れておく筒であり、筆桶ともいう。
材質は、陶器、竹、青銅などである。明代の朱鶴、朱櫻、朱稚征や、清代の呉之潘、周芝巌、周笠、徐裕基、張埼黄などが山水、動物、花鳥、詩文などを繊細に刻した竹筒は第一の逸品として推称されている。
【筆立】筆筒と同じように、筆を立てて置く用具である。材質は金属、ガラス製のものがあり、一本立てや、二、三本立てられるものもある。ただ、使用したまま長く差しておくと、カビを生じ、筆を損傷することもあるので留意してほしい。
【筆洗】筆洗は、使用した後、筆を洗う器である。材質として、玉、陶器が用いられ、優美なものが多い。
【腕枕】写経、細字などを書く時、行が曲ったり、手首が紙に接し、文字を汚すことがある。このような時、腕をのせて書く用具であり、骨閣、秘閣ともいっている。材質には、玉、黒檀、紫檀、竹などが用いられ、山水、詩文、花鳥などが精巧に刻され、なかなか雅趣ある逸品もある。
【筆帽】筆鋒を保護するために用いるもので、別に、筆冒、筆装、筆蓑、筆楊、筆錯とも呼んでいる。一般に筆管と同質のものが多く、竹、木、真鍮、銅などで造られている。正倉院御物筆の筆帽の中には竹材に白牙、銀、紫檀などを併用した特殊のものもあるが、最近は簡単なセルロイド製のものもある。