東京都 中野区にて不用品の処分をされたいという事で筆や書道本 [拓本・法書・折帖・古書・和綴・印譜・古本]などを買取しました
書道家の先生が、お引越ししていらなくなった道具をこちらで買取ってもらいたいとのご相談を受けて買取を行いました。
大変お時間がかかりましたが、貴重なお品も出てくる為、部屋全て片付けさせて頂きお客様も大変喜ばれておりました。
【筆の保存方法】
永年保管するうちに、害虫にあって折角の蔵も無駄に帰してしまっては大変残念になります。特に、筆は動物質であり、また、水筆などは穂全体をフノリで固めてあるところから虫の好むところとなり、被害も多い。一旦ホルマリンやそのほかの薬剤、ナフタリン、樟脳、龍脳などのを一緒に桐箱または豚皮製箱にいれた湿気のないところに置く事が望ましい。つけておくと防虫になるし、風通しのよい所奥にしまい込んでおくと、害虫にあう危険率も高いので、常に保存には気をつけることが肝要である。防虫剤も長く経つと効力を失ってくるので、時折、出し入れする事が肝心になる。またカビには気をつける必要があり、梅雨期などは、特に、カビを生じやすいので湿気のない乾燥した場所に保管してほしい。また、筆の根元まで一度墨をつけておくと防虫になるし、風通しのよい所で筆架などに掛けておくのも一方法であろう。秘蔵したいあまり、後生大事に箱奥にしまい込んでおくと、害虫にあう危険率も高いので、時折点検し、常に保存には気をつけることが肝要である。