愛媛県 宇和島市にて片付けで墨や日本書画などの買取をしました
書道家の先生が、お引越ししていらなくなった道具をこちらで買取ってもらいたいとのご相談を受けて買取を行いました。
ちなみに戴廷陽の掛軸もありました。大変素晴らしいお品でした。
お客様の中には大事なお品を手放すのに戸惑われる方も多いですが、きちんと鑑定した上で買取しますのでご安心下さいませ。
【墨の種類、原料】
墨の異名
墨は、松煙、青松、玄香、玄泉、陳玄、客卿、鳥金、蛾緑などと称される場合がある
墨の種類
形状:円形墨、長方形墨、方形墨、角形墨、器物形墨、楕円形墨、多角形墨、人形墨、自然形墨など、鑑賞と実用両面から形と図柄、多種多様である。長方形の上に、三角形を合わせたような正八角形のものをいい、実用に手頃な大きさのものが多い。
墨の原料
良墨を造るためにはその原料として下記のものが使用されます。
油煙煤
油煙墨の原料として、桐油、麻子油、菜種油、大豆油、榧油などの植物油が用いられる。桐油は上質であるが、原料としては少ないために、麻子油、菜種油などが一般に用いられている。和墨では、この油煙が松煙墨より上質とされ、 年間には官用として使用されるとともに今日に反んでいる
松煙煤
松煙による墨の歴史は古く、唐墨は佳品としてる。原料については「墨経」で漢代に松を用いて造ったといわれているが、現在では中国でも油煙による墨が多い。日本は中世において「藤代墨」といわれる良墨もできている。「古今著聞集」には、後白河法皇が熊野詣の際、藤代の宿で、紀州の国司が献上した墨について、「この墨いか程のものぞ、試みよ」と大臣に命じ、唐墨したところ、その墨色の妙に、感嘆した様子が出ているが、名墨としては、その後あまり伝わっていない。ただ、現在も、松煙墨は、奈良、和歌山、高知、香川、宮崎、福島、岩手などで少量ではあるが製墨されている。 原料は、生松、古松、松根などから採煙するものである。